【都道府県別】2022年夏みかん(ナツミカン)の収穫量ランキング

自動下書き 果物の収穫量・生産量ランキング
自動下書き

以下は、2022年の47都道府県の夏みかん(ナツミカン)の収穫量ランキングです。

表の項目は左から「順位」「都道府県」「収穫量t」「全国シェア (%)」「結果樹面積(ha)」「出荷量(t)」となっています。

順位 都道府県 収穫量(t) 全国シェア (%) 結果樹面積(ha) 出荷量(t)
1位 和歌山県 152,500 22.4% 6,720 137,900
2位 愛媛県 109,300 16.0% 5,330 101,100
3位 静岡県 103,000 15.1% 4,880 88,900
4位 熊本県 75,000 11.0% 3,570 68,300
5位 長崎県 40,400 5.9% 2,510 35,700
6位 佐賀県 38,900 5.7% 1,770 35,800
7位 愛知県 24,200 3.5% 1,070 22,000
8位 福岡県 17,600 2.6% 1,100 16,600
9位 広島県 16,400 2.4% 1,550 14,000
10位 三重県 15,300 2.2% 950 13,600
11位 神奈川県 12,600 1.8% 1,030 11,900
12位 大阪県 12,500 1.8% 681 11,200
13位 香川県 10,000 1.5% 939 9,010
14位 大分県 9,860 1.4% 628 7,970
15位 鹿児島県 9,700 1.4% 776 8,050
16位 徳島県 9,060 1.3% 652 8,190
17位 宮崎県 6,940 1.0% 503 6,070
18位 山口県 6,590 1.0% 634 5,840
19位 高知県 5,560 0.8% 274 4,970
20位 千葉県 1,010 0.1% 95 936

和歌山県が最も多くの夏みかんを生産しており、全国の約22.4%を占めています。

また、和歌山県、愛媛県、静岡県の3つの都道府県で全国の約50%の夏みかんが生産されています。これらのデータは、農林水産省の「令和4年産・作物調査(果樹)」をもとに作成されています

夏みかん(ナツミカン)とは?

夏みかん(ナツミカン)は日本原産の果物で、初夏に楽しめる柑橘類です。学名はCitrus natsudaidaiで、別名では「夏橙(ナツダイダイ)」とも呼ばれます。この名前は、実を収穫せずにそのままにしておくと、次の年は前年と当年の実が同じ木になるという変わった習性から、「実りが代々続く」という意味で名づけられたといわれています。

夏みかんは他のミカン類と同様に晩秋には黄色く色付きますが、その時点では酸味が強すぎて食べられません。冬まで待って収穫し、貯蔵して酸を抜くか、春先から初夏まで木成りで完熟させる事で酸が抜け食べられるようになります。このように初夏の時期に食べられるミカンと言う事で夏ミカンと呼ばれるようになりました。

夏みかんは山口県の特産として有名で、江戸時代(1700年頃)に山口県で誕生したブンタンの自然雑種です。山口県長門市の西本さんが、海岸に漂着した柑橘の種子を庭にまいて育てたのが起源といわれています。山口県萩市では、今も冬から春にかけての間、白い土塀越しに夏みかんが顔をのぞかせる風景があちらこちらで見られます。

夏みかんの果実の重さは400~500gで、果皮はゴツゴツとしていて厚く、じょうのう膜(薄皮)も厚いです。香りがよく甘みもあるのですが、酸味が強いので生食用はあまり流通していません。主にゼリーや菓子などの加工に利用されていて、生食用としては夏みかんの枝変わりである「甘夏」が多く出回っています。.

コメント