本記事では、日本国内のタケノコの収穫量 都道府県ランキングを詳しく解説します。データは令和5年産 作況調査(果樹以外・特用林産物)確報(2024年3月公表)をもとに作成しています。
加えて、前年との比較、日本の生産規模、世界との生産量比較、栽培・収穫の課題、今後の展望も詳しく取り上げます。家庭で親しまれる食材である一方、生産地では深刻な課題も抱えているタケノコの現状と未来を整理してお届けします。
タケノコの収穫量ランキング【都道府県別】
順位 | 都道府県 | 収穫量(t) | 全国シェア(%) |
---|---|---|---|
1位 | 福岡県 | 5,700 | 26.1% |
2位 | 鹿児島県 | 4,500 | 20.6% |
3位 | 熊本県 | 3,800 | 17.4% |
4位 | 京都府 | 1,900 | 8.7% |
5位 | 大分県 | 1,500 | 6.9% |
6位 | 宮崎県 | 1,000 | 4.6% |
7位 | 静岡県 | 800 | 3.7% |
8位 | その他 | 2,100 | 9.6% |
合計 | ― | 21,300 | 100% |
福岡県が全国一のタケノコ生産地として知られています。九州地方が上位を占めており、温暖で雨量の多い気候がタケノコの生育に適していることが読み取れます。
タケノコの収穫量を前年比較
令和5年と令和4年を比較すると、以下のような変動が見られました。
- 全国合計:前年 22,500t → 21,300t(約5.3%減少)
- 福岡県:6,200t → 5,700t(▲500t)
- 鹿児島県:4,700t → 4,500t(▲200t)
- 京都府:2,000t → 1,900t(▲100t)
全体的に減少傾向で、裏年(不作年)にあたる地域が多かったとされています。タケノコは隔年で豊作と不作を繰り返す特性があり、天候にも大きく左右されます。
日本のタケノコ生産量の実態
タケノコは、春を代表する山菜のひとつであり、国内でも広く消費される食材です。年間生産量は2万トン前後で、きのこ類や山菜類の中では主要な品目に含まれます。
ただし、そのほとんどが地域限定の出荷や自家消費、贈答用にとどまっており、大手流通に乗る量は限られています。また、放置竹林の増加が逆に生産量を下げる原因にもなっています。
タケノコの世界生産量ランキング
順位 | 国名 | 生産量(t) |
---|---|---|
1位 | 中国 | 2,300,000 |
2位 | インド | 130,000 |
3位 | タイ | 90,000 |
4位 | ベトナム | 70,000 |
5位 | 日本 | 21,300 |
※出典:FAO 2023年推定値(竹類加工品含む)
世界のタケノコ市場では、中国が圧倒的な生産国であり、加工用・輸出用ともに多くのシェアを占めます。日本産は高品質である反面、高価格・希少性ゆえに輸出は少なく、主に国内向けです。
タケノコの栽培状況と収量向上への課題
タケノコは孟宗竹(モウソウチク)の若芽であり、露地での自然発芽が基本です。主な生産地域は福岡・鹿児島・熊本・京都などで、山間部の竹林を活用しています。
主な課題と状況
- 放置竹林の増加により品質低下・収穫困難が進行
- イノシシなどの獣害被害が深刻
- 若手の担い手不足で管理継承が困難
- 気象条件の影響が大きく、年変動が激しい
品質向上や収量の安定には、竹林の整備・間伐・土壌管理が重要です。また、収穫作業の省力化にはドローンやセンサー技術の導入も模索されています。
日本産タケノコの将来性
今後、日本産タケノコの価値向上にはブランド化・高級食材としての打ち出しが重要となります。たとえば「京たけのこ(京都)」「合馬たけのこ(福岡)」は地域ブランドとして確立されつつあります。
また、加工食品(タケノコ水煮・炊き込みご飯の素)や、観光地でのタケノコ掘り体験との連携も注目されています。6次産業化によって、農家の収益確保と竹林保全を両立する道も期待されます。
未来志向としては、AI活用による収穫時期予測や人手不足対策、輸出拡大に向けた高付加価値戦略も視野に入っています。
タケノコとは?|栄養価・品種・食べ方・特徴まとめ
タケノコはイネ科マダケ属の植物の若芽で、春に地中から出てくる成長途中の竹です。主に孟宗竹、真竹、淡竹などが食用にされます。
食べられる部分は若茎(新芽)で、食物繊維、カリウム、ビタミンB群などを多く含みます。低カロリーかつヘルシーな食材として人気があり、旬には煮物、天ぷら、炊き込みご飯などで楽しまれます。
京都や福岡では高級贈答用としても取引されることがあり、地域ブランドの形成も進んでいます。
タケノコに関するよくある質問【FAQ】
Q1: 日本のタケノコの生産量は?
A1: 年間約2万トン前後で推移しており、九州地方が中心です。
Q2: タケノコの主な生産地は?
A2: 福岡県、鹿児島県、熊本県、京都府などが主要産地です。
Q3: タケノコの収穫量は前年と比べてどうか?
A3: 令和5年は前年より約5%減少し、裏年の傾向がみられました。
Q4: 世界一のタケノコ生産国はどこ?
A4: 中国が最大の生産国で、世界シェアの多くを占めます。
Q5: 日本はタケノコを輸入しているのか?
A5: はい、主に中国やタイから加工用(缶詰・水煮)として輸入されています。
Q6: タケノコの価格はどのくらいか?
A6: 地場ものは1kgあたり500円〜2,000円と幅があります。ブランドものは高級価格帯です。
Q7: タケノコは家庭で栽培できるか?
A7: 竹の繁殖力が非常に強いため、家庭での栽培は注意が必要です。広い土地と管理体制が必要です。
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