洋ナシの都道府県別収穫量ランキングと世界の生産量比較【最新】

本記事では、日本国内の洋ナシ(西洋なし)の収穫量 都道府県ランキングを詳しく解説します。
データは農林水産省「令和5年産 作況調査(果樹)」(2024年3月公表)の確報値を使用しています。前年との比較、日本国内での位置づけ、さらに世界主要国の生産量との比較や栽培課題、将来の展望まで網羅的に整理しました。

洋ナシの収穫量ランキング【都道府県別】

順位都道府県収穫量(t)全国シェア(%)
1位山形県15,10055.0
2位長野県6,80024.8
3位青森県2,3008.4
4位新潟県1,2004.4
5位北海道6002.2
6位その他5001.8
合計日本全国27,500100

※出典 農林水産省「作況調査(果樹)」

洋ナシの収穫量は山形県と長野県に大きく集中しており、この2県で全国の約8割を占めます。特に山形県は「ラ・フランス」の一大産地として有名です。

洋ナシの収穫量を前年比較

  • 山形県 前年より約3%減少
  • 長野県 前年より横ばい
  • 青森県 前年より約5%増加
  • 新潟県 前年よりやや減少

全国的には、天候不順や春先の低温の影響で全体収穫量は前年より2%減少しました。ただし、近年は病害虫対策や樹園地の更新が進んでおり、品質の安定化が図られています。

日本の洋ナシ生産量の実態

日本の洋ナシ収穫量は年間2万7千トン前後で推移しています。比較すると:

  • りんご 約72万トン
  • みかん 約75万トン
  • 洋ナシ 約2.7万トン

つまり、国内果実の中では中規模に位置づけられる果物です。ただし「ラ・フランス」を中心に、贈答用や高級果実市場での存在感が強いことが特徴です。

洋ナシの世界生産量ランキング

順位国名生産量(t)
1位中国18,000,000
2位アメリカ600,000
3位アルゼンチン550,000
4位イタリア500,000
5位トルコ450,000
6位日本27,500

※FAO(国連食糧農業機関)2022年統計

世界では中国が圧倒的な生産国で、世界シェアの約7割を占めます。日本は規模では小さいものの、「ラ・フランス」の品質や甘み、食感の良さで国際的評価が高い点が特徴です。

洋ナシの栽培状況と収量向上への課題

日本の洋ナシは主に東北・信越地方で栽培され、寒冷地特有の気候を生かした露地栽培が中心です。
代表的な品種は「ラ・フランス」「バートレット」「ル・レクチェ」など。

課題としては以下が挙げられます:

  • 開花期の霜害による結実不良
  • 黒星病など病害虫の発生リスク
  • 高齢化による担い手不足
  • 気候変動に伴う成熟期の変化

これらを克服するため、仕立て方法の改良・耐病性品種の導入・スマート農業技術の活用が進められています。

日本産洋ナシの将来性

今後の展望としては、地域ブランド化が鍵となります。山形県の「ラ・フランス」や新潟県の「ル・レクチェ」は既に全国的な知名度を誇り、贈答用需要が安定しています。
さらに、洋菓子や加工品への利用、東アジアを中心とした輸出拡大も期待されます。スマート農業による省力化が進めば、若手農家の参入や持続可能な栽培体系の確立につながるでしょう。

洋ナシとは?|栄養価・品種・食べ方・特徴まとめ

洋ナシ(西洋なし)はバラ科ナシ属の果樹で、原産はヨーロッパ。果肉はとろけるように柔らかく、芳醇な香りと甘みが特徴です。
主な栄養素は食物繊維、カリウム、ビタミンCで、整腸作用や高血圧予防に効果があるとされています。
日本で代表的な品種は「ラ・フランス」「バートレット」「ル・レクチェ」など。生食はもちろん、洋菓子やジャム・ジュースなど加工品としても人気があります。特に贈答用果実として高級市場での需要が根強い果物です。

洋ナシに関するよくある質問【FAQ】

Q1 日本の洋ナシの生産量は?
A1  年間約2万7千トン前後で推移しており、山形県と長野県で全国の約8割を占めます。

Q2 洋ナシの主な生産地は?
A2  山形県・長野県・青森県・新潟県が中心で、特に山形県のラ・フランスが有名です。

Q3 洋ナシの収穫量は前年と比べてどうか?
A3  令和5年産は全体で約2%減少しました。春先の低温や霜の影響が一因です。

Q4 世界一の洋ナシ生産国はどこ?
A4 中国で、世界の約7割を占めています。

Q5 日本は洋ナシを輸入しているのか?
A5 アメリカやニュージーランドからバートレットなどが輸入されていますが、国内需要の多くは国産でまかなわれています。

Q6 洋ナシの価格はどのくらいか?
A6: ラ・フランスの小売価格は1玉あたり300〜600円程度で、贈答用は1箱数千円以上することもあります。

Q7 洋ナシは家庭で栽培できるか?
A7  寒冷地での栽培に適しており、庭木としても可能ですが、結実には受粉樹や手間が必要です。

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