本記事では、日本国内のあけびの収穫量 都道府県ランキングを詳しく解説します。
使用するデータは、令和5年産 特用林産物生産統計調査(2024年6月公表)に基づいており、前年との比較、世界の生産量、栽培の課題、今後の展望までを網羅します。
あけびの収穫量ランキング【都道府県別】
順位 | 都道府県 | 収穫量(t) | 全国シェア(%) |
---|---|---|---|
1位 | 山形県 | 42.0 | 59.6 |
2位 | 岩手県 | 12.0 | 17.0 |
3位 | 秋田県 | 5.5 | 7.8 |
4位 | 新潟県 | 3.1 | 4.4 |
5位 | 福島県 | 2.5 | 3.5 |
出典:農林水産省「令和5年 特用林産物生産統計調査」
山形県が全国生産量の過半数を占める主要産地であり、東北地方に収穫が集中しています。
あけびは市場流通量こそ多くはないものの、地域の特産品として根強い人気があります。
あけびの収穫量を前年比較
- 令和4年:61.2トン
- 令和5年:70.5トン(+15.2%の増加)
2023年は開花期・果実肥大期の天候が比較的安定しており、果実の成熟が順調に進んだことから豊作傾向となりました。特に山形県では、観光農園と連動した収穫体験が好評で出荷量も拡大しました。
日本のあけび生産量の実態
あけびは全国で年間約70トン前後と、生産量としては非常に小規模です。
ただし、その独特の風味と東北地方の山間部に根ざした伝統食材として価値が高く、果実はもちろん若いつる(芽)や皮も料理に使用される多用途性があります。
山形県では特に食用と観賞用を兼ねた品種栽培が行われており、地域限定の青果物として注目を集めています。
あけびの世界収穫量ランキング
※あけびは国際的には商業栽培が非常に限定的で、FAOなど国際統計には明確な生産量データは存在しません。以下は参考情報です。
順位 | 国名 | 生産動向(目安) |
---|---|---|
1位 | 日本 | 約70トン |
2位 | 中国(山地) | ごく一部栽培 |
3位 | 韓国 | 山野採取中心 |
4位 | ネパール | 自生果の一部利用 |
5位 | 台湾 | 雑種の観賞栽培あり |
日本が唯一、明確な栽培品種と統計が整備された国であり、世界的にも稀少性の高い果実です。
国際的には「Akebia(アケビア属)」として知られ、園芸種や薬用植物としての研究対象ともなっています。
あけびの栽培状況と収量向上への課題
あけびはつる性の多年草で、自然発生する山野草から栽培型へと転換が進んでいます。山形県を中心とした東北地方では、以下のような取り組みが行われています:
- 栽培方式:棚仕立てで管理された畑栽培/山林内の自然栽培も一部残存
- 代表品種:三つ葉あけび、白あけび、むらさきあけび など
- 栽培課題:
- 授粉作業の手間(雌雄異株のため人工授粉が必要)
- 労働力不足と耕作放棄地の増加
- 一般消費者の認知度不足と流通課題
人工授粉の省力化技術や、苗木育成の改良、販路拡大支援などが今後の収量安定と生産者確保に重要です。
日本産あけびの将来性
あけびは今後、高級フルーツや健康志向食材としての価値向上が期待されます。
山形県では「あけびスイーツ」や「あけび皮の肉詰め」といった郷土料理・商品開発が進み、観光農園との連携による収穫体験型ビジネスも拡大しています。
さらに、薬効研究の分野ではあけびの利尿作用・鎮痛作用などが注目され、漢方素材としての活用やドライフルーツ・機能性食品への展開も期待されています。
将来的には、地域資源としてのブランディングとスマート農業による省力化が重要テーマとなるでしょう。
あけびとは?|栄養価・品種・食べ方・特徴まとめ
あけびはアケビ科アケビ属の果実で、日本を中心に山地に自生するつる性植物です。
果肉は白くゼリー状で甘く、食物繊維、カリウム、ミネラルなどを多く含み、整腸・利尿・美容効果が期待されます。
代表的な品種には「三つ葉あけび」「白あけび」「むらさきあけび」などがあり、秋に熟して裂けた果実を収穫します。
果肉は生食、皮は炒め物や肉詰めとして調理され、芽やつるは山菜として珍重されるなど、可食部が多い果実です。
あけびに関するよくある質問【FAQ】
Q1: 日本のあけびの生産量は?
A1: 年間約70トンで、山形県が全国の6割近くを占めています。
Q2: あけびの主な生産地は?
A2: 山形県・岩手県・秋田県・新潟県など、東北・北陸の山間地が中心です。
Q3: あけびの収穫量は前年と比べてどうか?
A3: 令和5年は前年より約15%増加し、天候に恵まれた好結果となりました。
Q4: 世界一のあけび生産国はどこ?
A4: 日本が最も整備された栽培体制と統計を持つ国で、事実上トップとされます。
Q5: 日本はあけびを輸入しているのか?
A5: いいえ、流通量が少なく国内栽培が主で、輸入は基本的にありません。
Q6: あけびの価格はどのくらいか?
A6: 市場流通品は1個300〜500円前後。ブランド品や観光地直販では高値も付きます。
Q7: あけびは家庭で栽培できるか?
A7: つる植物で育てやすく、棚やフェンスに絡ませて家庭栽培も可能です。ただし結実には人工授粉が必要な場合があります。
コメント